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大分市住宅地の地価動向/①中心部編

2023年4月14日

1. 地域の特徴

今回は、小学校区でいうと金池・長浜・碩田学園・大道・住吉校区が対象になります。

大分市の住民基本台帳によると、この地域は2018年2月から2023年2月までの5年間で、人口が2.3%の増加、世帯数が5.4%の増加となっています。一方、この時期における大分市全体の人口は0.7%の減少、世帯数は4.5%の増加となっています。

このようにこの地域は、地価水準が高いにもかかわらず、人口・世帯数とも大分市内の平均を大きく上回る増加率を示しています。その理由は、①JR線高架化や大分駅南の区画整理事業による住環境の好転、②駅ビルの誕生による利便性の向上により住宅需要が急増し、それに呼応する形で、マンションの建設が近年集中的に行われているからです。

2.地価動向

この地域の地価は、この5年間で年率1~3%程度上昇しており、これは大分市内住宅地の平均変動率とほぼ同等となっていますが、大分市内の他のエリアよりも5年以上前から地価上昇が顕在化していた点を考慮すると、近年最も地価が安定的に上昇しているエリアということができます。大分市中心部の住宅地の中で最も地価が高いエリアは大分駅南地区で、一般の住宅地で坪当たり、50万円~70万円程度が相場になっています。また、画地規模が大きく、形状も優れるマンション適地は坪当たり100万円を越えることが一般的で、駅至近で利便性が特に高いマンション適地は坪当たり200万円を越える取引も散見されます。ちなみに坪当たり200万円というと、トキハ周辺の中心商業地とほぼ同等の地価水準で、この地区の人気がいかに高いかがわかります。

(こちらとほぼ同様の内容はOITA CITY PRESS 2023年4月号に掲載されています)

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