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大分駅周辺開発について(その1)

2013年9月9日

現在、大分県にとって、100年に一度といわれる大事業が大分駅周辺で行われているのをご存じでしょうか?

これは、大分駅周辺総合整備事業と称され、「大分駅付近連続立体交差事業」、「庄の原佐野線等関連街路事業」及び「大分駅南土地区画整理事業」からなり、これらを三位一体の事業として総合的なまちづくりを行うものです。

大分市中心市街地はJR大分駅を中心として、放射線状に商業施設が集積し発展してきましたが、同時にJR大分駅とJR線は中心市街地を南北に分断し、踏切による交通渋滞の発生等、市民生活に多大な支障をきたし、市街地の均衡ある発展を著しく阻害してきました。その影響で特に駅南地区は、一般住宅・共同住宅・事業所・グランド等が混在し、「駅裏」として位置づけられ、駅北側に比べ大きく発展が遅れていました。

大分駅周辺総合整備事業は、JR線の高架化により南北市街地の一体化を図ると共に、道路や公園などの公共施設と建築物等が調和した美しい街並みの形成と、個性・創意工夫を生かしたまちづくりを行い、県都大分にふさわしいスケールの大きな都市空間と、うるおいのある都市環境を創出することを目的としています。

これらの総事業費は1,900億円といわれ、それに今年7月に駅南に完成した複合文化施設「ホルトホール」や現在建設中の駅ビルなど建設費を含めると優に2,000億円を超える一大事業です。

第1回目となるコラムに何を書こうか迷いましたが、色々考えた末、今、大分で一番ホットな話題「大分駅周辺開発」について書くことに決めました。次回からもしばらくこの話題にお付き合い下さい。

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