大分駅周辺開発について(その3)
2013年10月3日
今日は大分駅構内に現在建設中の大分駅ビル(仮称)のことについて説明します。
大分駅ビルは、地上21階(88m)、延べ面積約107,000㎡、そのうち、約31,000㎡が店舗となっています。1階から4階が店舗、5階~8階が駐車場、8階~18階がホテル、19階から21階が温泉施設となる予定です。また、8階部分には屋上庭園を設ける予定です。平成25年4月30日着工、平成27年春に竣工予定で、総事業費は約200億円といわれています。
テナントは、物販、飲食、シネマコンプレックスなど、170店舗が出店予定です。20代~30代の女性をメーンターゲットに、学生やファミリーなど幅広い客層を取り込める構成を目指しています。既に核テナントとして、雑貨大手の「東急ハンズ」の出店が決定しており(3階部分、売場面積約1,900㎡)、1階と2階には流行のファッションやインテリア雑貨・カフェ、3階はスポーツ用品・趣味の雑貨・フードコート、4階はレストラン街・シネマコンプレックス・大型書店などが入店予定です。初年度の目標は9年前にほぼ同規模で開業したJR鹿児島中央駅の「アミュプラザ鹿児島」並みとして、年間売上は190億円、1日の来客数は3万人となっています。
8階~18階のホテルは約200室で、大型の入浴施設、レストラン等を併設する予定です。料金設定は価格競争が激しい周辺ホテルとはあまり競合しないアッパークラス(やや高め)となる見込みです。
また、駐車場は、既に開設している駅南側の立体駐車場860台、今回建設予定の駅ビル内の860台のほか、周辺を含めて2,200台~2,300台分を確保しています。
駅ビルができることにより、今まで郊外に流れていたお客が、中心繁華街に戻ってくることは確実で、大分市商業地の勢力地図は新たな局面を迎えるものと思われます。
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